Linuxで無線LANが不安定な場合、いっそイーサネットコンバータを使うのもあり
タグ: linux / 初版公開: 2015-10-25

WLI-UTX-AG300/C

残念ながらLinuxでは、WindowsやMacと比較して、未だに無線LANの接続が不安定なことがあります。 うまく設定したり適切なドライバを使用したりできれば、実用に耐える場合もあるのかも知れません。 しかし、私がこれまで使用してきたノートPC(ThinkPad X200、Aspire One、ThinkPad X240)では、いずれも接続こそできるものの、突然接続が切れて再起動するまで再接続できなくなるなど、満足な使用感を得ることはできませんでした。

Linuxで無線LANのトラブルに業を煮やしたなら、力技ではありますが、無線LANを有線LANに変換する機器(決まった名称は無いようなので、以下ではイーサネットコンバータと呼びます)を使用するのが良いかも知れません。 PCは有線LANでイーサネットコンバータに接続して、イーサネットコンバータ経由で無線LANに接続するようにすれば、間接的ではありますが安定して無線LANに接続できるようになります。

大部分のイーサネットコンバータは、据え置き型で、電源を必要とするものが多く、筐体も大きくて、モバイル用途には向きませんが、ごく一部のイーサネットコンバータは、USBで給電が可能で、筐体のサイズも比較的小さく抑えられているものもあります。 具体的にはBUFFALOのWLI-UTX-AG300/Cです。

BUFFALO 11n/a/g/b 300Mbps 簡単無線LAN子機 WLI-UTX-AG300/C
バッファロー (2012-08-01)
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WLI-UTX-AG300/Cは、BUFFALOの無線LANルータの子機という位置づけです。 子機ですが、特定の親機でなくとも、規格さえ対応していればどんな無線LANにも接続することが可能です。 USBのバスパワーで動作するため、ノートPCのUSBポートからでも給電できます。 メーカー発表の最大消費電力は2.5Wとなっています。 またサイズも 136 x 37 x 26 mm と、イーサネットコンバータとしては圧倒的な小型さで、持ち運んでの使用でも許容できる大きさです。 価格も、本日時点でAmazonで約3,000円で、リーズナブルです。

私は、ThinkPad X240でWLI-UTX-AG300/Cを使用しています。冒頭の写真が使用中の様子です。

メリットは、内蔵の無線LANアダプタを使用するより、圧倒的に安定しており、まず接続が途切れることはなくなったこと。 喫茶店でノートPCを広げて、docomoのスマートフォンのテザリングでインターネットに接続しても、SSHも安定して繋がり続けます。

デメリットは、やはり荷物が増えることと、多少ノートPCのバッテリーの持ちが悪くなったかな、ということです。 しかし、このエントリーで興味を持ってくれる方は、そもそも相当不便なことがわかっているのに、何としてもノートPCでLinuxを動かしたいという覚悟の方でしょうから、この程度のデメリットは問題にならないと思います。

WLI-UTX-AG300/Cは私にとってはとても良い買い物でした。 時間があれば、WLI-UTX-AG300/Cのネットワーク的な仕組みや、設定時の使いやすさ・使いにくさなど、使用感についても別途まとめてみたいと思います。