GoogleのいわゆるAltJSであるDartには、今日時点でDebian Wheezy向けのパッケージが用意されている。 以下からダウンロードできる。dart_1.5.3-1_amd64.debがそれだ。
- http://gsdview.appspot.com/dart-archive/channels/stable/release/latest/linux_packages/debian_wheezy/
このパッケージはサーバ用で、Dart Editorなどは含まれていない素のDart実行環境となっている。 当たり前だがDebian Wheezyならdpkgでインストールするだけで、Dartを使い始めることができる。 便利。
dpkg -i dart_1.5.3-1_amd64.deb
インストールしたら適当にDartのコードを書いて実行してみよう。 hello.dartとして以下の内容を記述する。
void main(){
print("Hello, Dart!");
}
Dartの実行はそのまんまdartコマンドである。 以下のようにして実行する。
dart hello.dart
Hello, Dart!
ちなみにdartをjsにコンパイルするdart2jsは/usr/lib/dart/bin/dart2jsへインストールされる。 なぜパスが通った場所にインストールされないのかは不明…。 必要なら/usr/binあたりにシンボリックリンクを作っておこう。
ln -s /usr/lib/dart/bin/dart2js /usr/bin/dart2js
先ほど書いたhello.dartをコンパイルするなら以下のようにする。
dart2js --out=hello.js hello.dart
Dartが出力するJavaScriptはごちゃごちゃしているが、hello.jsを見ると以下のような部分が確認できるはずである。
main: function() {
H.printString("Hello, World!");
}
きちんとJavaScriptにコンパイルされていることがわかる。 もちろんブラウザで読みこめば実行することができる。 Dartすごい。
